用語集:イヌ亜慢性毒性試験
この試験は、げっ歯類のラットではなく、ヒトと類似の代謝機能を有するイヌで、試験物質が比較的短期間(3ヶ月)反復投与した際に発現する動物の毒性反応を調べるのが目的である。
【試験方法】
ビーグル犬を試験動物として、0,10,50,250mg/kg-bw/dayの投与水準において、90日の経口投与をした。 全検体の器官及びその組織を組織病理学的見地から観察を行い、胃、十二指腸、盲腸、直腸、腎臓などの器官の形態的変化を観察した。
OECD 409,"Repeated Dose 90-day Oral Toxicity Study in Non-Rodents"、 EC Directive 87/302/EEC,"90-day Repeated Oral Dose Study using Non-rodent species"に準じて実施した。
【試験結果・ゼオミック】
試験結果より、10mg/kg-bw/day及び50mg/kg-bw/dayのグループにおいてなんら形態学的変化は確認されず、無毒性量(NOAEL)は50mg/kg-bw/dayと判定された。