用語集

用語集:吸収及び分泌排泄試験

この試験は被験物質の毒性発現用量で、吸収・分布・代謝・排泄などの体内動態を解析し、投与した化学物質に生体がどの程度曝露されているのかを確認するのが目的である。

【試験方法】
ラットを試験動物にして、背部に2度の火傷を生じさせた部位へ、放射化ラベリングした銀を成分とするゼオミック及びセラメディック10%配合クリームを調製し貼付する。
6時間、1日、3日、1週間後に各臓器の放射性銀の存在を測定する。

【試験結果・ゼオミック】
正常な皮膚からの銀の吸収はないことを確認した。また損傷皮膚から血液を介して体内へ吸収された銀の吸収率は投与量の4〜8%であった。 しかし、24時間後では体内に吸収した銀の56.6%は糞として体外へ排出された。
1週間後、投与した銀は99%以上が排出された。 この結果から体内に吸収された銀は体内の臓器には存在しにくいことが確認された。

【試験結果・セラメディック】
正常な皮膚からの銀の吸収はないことを確認した。また損傷皮膚から血液を介して体内へ吸収された銀の吸収率は投与量の4〜8%であった。 しかし、24時間後では体内に吸収した銀の56.6%は糞として体外へ排出された。
1週間後、投与した銀は99%以上が排出された。 この結果から体内に吸収された銀は体内の臓器には存在しにくいことが確認された。

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